ご即位記念 令和元年は奈良の紅葉 談山神社

ご即位記念 令和元年は奈良の談山神社の紅葉を愛でる

今、最高に美しい紅葉を観に出かけよう! 11月下旬まで 

 平成から令和へ 元号の発祥地 談山神社  

平成が終わり、 今年5月に令和元年となったものの、あと1ヶ月半あまりで
記念すべき令和元年も終わりますね。
先日に行われた「大嘗宮の儀」が終わり、皇室の一連の行事も終了したようです。
本当に月日の流れの早さが年々加速されていると感じる今日この頃です。
これも、歳を重ねた証なのでしょうか?



そこで、その記念すべき年に訪れたいのが、奈良県の談山神社です。
なぜならば、談山神社は元号第1号「大化」の発祥地だからです。
ちょうど、紅葉も見ごろとなっていて、今 一年の内で最も美くしい
談山神社の境内をご覧いただけます。





談山神社の歴史を簡単にふれますと
元号「大化」で思い出すのが「大化の改新」ですね。
その「大化の改新」とは飛鳥時代に起こった
天皇中心の国づくりを行う政治改革でした。



西暦645年5月、ここ談山神社では
中臣鎌足(なかとみのかまたり→ 後の藤原鎌足)と中大兄皇子(なかのおおえのおうじ→ 後の天智天皇)が
多武峰(とうのみね)の山中に入り、蘇我蝦夷と入鹿親子を打つため
極秘の 談合が されました。



その極秘の談合後、日本初の政治的クーデターだといわれる
乙巳の変(いっしのへん)(645)を起こし蘇我入鹿を謀殺、
その後、父親の蘇我蝦夷も自分の館に火をつけて自害しました。
これによって、蘇我氏は滅亡します。




孝徳天皇(中大兄皇子の叔父さん)が天皇の時に
大化の改新を行う上で
改新の詔(かいしんのみことのり)を発布しました。



この乙巳の変より 天皇中心の国つくりが始まり、
その時に元号を「大化」と名付けました。
この「大化」の元号が我が国の最初の元号となりました。(645年7月17日)



その後、天皇が変わる度に元号も変わり、
現代の「昭和」「平成」そして今年の「令和」と
1375年、延々と続くわけですね。



元号の変わった令和元年の今年、
紅葉を愛でながら談山神社を訪れるのは
とても良い記念になるのではないかと思います。



 談山神社の紅葉が始まりました !

談山神社は奈良県桜井市多武峰(とうのみね)にあります。
今、紅葉がの見ごろとなっています。
昨年(2018年)より始まりが少し遅かったようで、
落葉時期は11月24日頃から少しづつ始まります。




境内には特に紅葉の頃は、 3000本ものカエデ があり、山全体が紅葉に包まれるので
「関西の日光」とも呼ばれています。
こちらがそのようすで、シンボルの十三重塔の風景です。
この塔の周りの鮮やかさはひときわです。

談山神社の紅葉
談山神社 十三重塔の紅葉


 世界唯一の木造十三重塔(じゅうさんじゅうのとう)

こちらが間近で見た十三重塔です。
現在のこの塔は、享禄5年(1532)の再建で、
木造十三重塔では世界唯一のものです。
唐(中国)の清涼山宝池院の塔を模して建てられたそうです。



高さ17メートルあり、近くで見上げると、
とても重厚で迫力があります。
十三重ねの屋根は伝統的な檜皮葺(ひわだぶき)
曲線の重なりと軒先の反りが美しく、ひときわ目を惹きます。

ご祭神の 藤原鎌足(中臣鎌足)の追福のために、
子供たち長男・定慧と次男・不比等によって建立されたそうです。(678年)
神社だけど、塔があるので神仏習合の名残ですね。


談山神社のシンボル的存在の美しさそのままに
境内では最も華やかでその美しさをよく表しています。


夜は紅葉の夜間ライトアップが行われています。
2019年11月9日(土)~24日(日)まで、日没~20時まで
期間中の受付時間は8時30分~18時30分 
※建物拝観は19時まで、19時~20時の間は庭などの観賞のみ



ライトアップされた3000本あまりのカエデの赤色が鮮やかさを増し、
暗闇に浮き立ちとても幻想的です。




新元号の令和元年という新しい時代のスタートに、
初元号の大化を名付ける元となった、談山神社。
二度とないこの時の最も美しい紅葉を見ることができるのも11月下旬くらいまでです。

1375年前の思いに馳せながら
紅葉を愛でて頂ければ幸いでございます。

 


  

談山神社の基本情報 →紅葉情報はこちら

  • 所在地    〒633-0032 桜井市多武峰319
  • TEL/FAX 0744-49-0001 / 0744-49-0236
  • URL http://www.tanzan.or.jp/
  • 拝観時間 受付時間:8:30~16:30(最終受付)
    最終拝観:17時まで
  • 拝観料 個人
    大人(中学生以上)…600円
    小学生…300円
    小学生未満…無料

    団体割引
    [20~49名]

    大人(中学生以上)…550円
    小学生…250円

    [50名以上]
    大人(中学生以上)…500円
    小学生…250円

談山神社へのアクセス

個人で行く場合

 近鉄・JR桜井駅の南口(JR改札側)より、奈良交通 路線バス(コミュニティバス)
「談山神社行き」にご乗車、またはタクシーをご利用ください。

 ※バスは1時間に1本程度の運行です。お時間にはご注意ください。

 お車の方は駐車場が五ヵ所あります。紅葉ピーク時は満車になることもあるかと思います。
余裕を持ってお出かけください。

   詳しいアクセスはこちらから→

              談山神社へのアクセス

個人で遠方の方は新幹線をご利用され、京都駅までお越しください。
京都駅の2階の中央改札を出ると正面に近鉄線のりばがございます。
近鉄京都線(橿原神宮方面行き)に乗車して(1時間10分位)、大和八木駅で下車、近鉄大阪線(名張、青山町方面行き)
に乗り換えて(4分~6分)桜井駅に到着します。

お得な JRセットプラン(JR+宿泊予約)

団体ツアー利用の場合

各旅行会社からいろいろな紅葉団体ツアーが出でいます。
紅葉のピーク時で各社とも満席、催行締め切りとなっているところも多いと思います。
旅行会社にご連絡、ご確認の上お出かけくださいませ。


団体旅行は時間が決められていて団体行動になりますが、
その分、行きにくいところなどは楽に行くことが出来るのが良いところです。

ご高齢の方やおみ足に自信のない方は、時間的にゆとりを持ち、ゆっくりと周る、
一日2か所~3か所くらいのコースですと比較的、各見学地にもゆとりがございます。

また、見学地によっては所要時間内にフリータイムが設けられていたり、
お寺や神社の拝観の時に寺、神職の方からのお話が聞けたりします。
ご説明が聞けるのは、団体だからこそできる、特典ですね。

談山神社は行きにくいところなので、団体ツアーはオススメだと思います。

団体ツアー参考



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