こんにちは、お元気ですか?hikarunです。
梅雨前線の活発な活動で各地に被害が続き、特に九州地方は甚大な被害となりました。
多くの犠牲者や被災地の酷さに胸が痛むばかりでございます。
被災者の皆さまには心よりお見舞い申し上げます。
また、お亡くなりの方々には心からご冥福をお祈り申し上げます。
さて、今回の記事は、毎年起こる洪水・水害などの規模が年々大きくなっていることを懸念し、
「このような災害に対して私たちは自らの命をどうやって守り安全を確保すればいいのだろうか」とのことから、
いろいろと調べてみると、改めてハザードマップを理解し活用することが大切だと分かりました。
そこで、今回の【防災】①は災害の時の必需品であるハザードマップについてご紹介します。
「ハザードマップとは何か」「ハザードマップの入手方法や種類」「日本全国を知る、ハザードマップポータルサイト」についてまとめました。
毎年起こる大規模災害の犠牲者の大半は、60歳以上に集中しているといわれています。年を重ねると足腰が弱まり、体力的にも不安が抱えるため安全に避難することが難しくなるためです。
そうならないためには、余裕をもって早めの避難行動がとても大事だといえます。水害の場合、例えば川の氾濫や土砂災害などは、本当にあっという間に起こっております。
それを防ぐためにも、ハザードマップを理解して活用することは非常に有効だと考えられます。住んでいる地域の危険度を視覚的に知ることは記憶に残りやすく、災害に備える意識も高まってきます。
<参考書籍> シニアのための防災手帖 三平 洵 (著)
私もですが、中高年&シニア世代のあなたもご一緒に「防災」について学んでみませんか?
この記事が、多くの皆さまに少しでもお役に立つことが出来れば嬉しく思います。
ハザードマップって何?

ハザードマップって何?という方は今は少なくなりましたが、日本では1990年代より作成が進められてきました。
日本語では「被害予測地図」、「防災マップ」ともいいます。
このハザードマップは2011年3月11日に発生した東日本大震災後に国は大幅な見直しをしています。今では災害の備えには欠かせないツールの一つです。
ハザードマップでは、災害が起こった時の避難経路や、危険な場所を知ることが出来ます。避難における色々な情報を地図上に示しており、住んでいる各地域で災害ごとに自治体が発行しています。
ハザードマップの重要性があらためて周知されたのが、今年(2020年)の7月4日熊本県の人吉市球磨川の氾濫でした。静岡大学防災総合センター、牛山素行教授が述べられたことがニュースに大きく取り上げられたのです。その時の浸水範囲がハザードマップの浸水想定区域とほぼ一致、多くの地域が浸水想定範囲内だったということです。
梅雨前線の停滞による集中豪雨や、夏から秋にかけて襲来する台風、大地震の災害予防のためにもハザードマップは必需品です。必ず入手しておきましょう。入手方法は次に詳しくご紹介します。
- MEMO
- ハザードマップとは災害時の避難経路や、危険な場所、避難情報を地図上に示したもの。
- ハザードマップは各地域で災害ごとに自治体が発行している。
ハザードマップはどこで入手できるの?

次にハザードマップの入手方法ですが、お住まいになっている各区市町村が管轄区域を作成して、ウェブサイトに掲載しています。
また、種類によって紙媒体のハザードマップを発行していますので、各区市町村役場にお聞きください。役場に出かけられて紙のハザードマップを入手される場合、総合案内受付におたずねください。
それから、ウェブサイトでは他に国土交通省が運用する「ハザードマップポータルサイト」があります。こちらでは、日本全国の各自治体が作成したハザードマップを確認することができます。この後、詳しい記事で解説しております。
あなたがお住まいの地域だけではなく、子供や孫の学校、子供夫婦の職場、ご実家、それからご旅行に出かける時に宿泊する地域のハザードマップを確認するのにとても便利です。
- MEMO
- ハザードマップは各自治体が作成、紙媒体もあるので行って交付することができる。
- ハザードマップポータルサイトで日本全国のハザードマップを確認できる→(この記事で詳しくご紹介)
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ハザードマップの活用できることは?

ハザードマップは、住んでいる地域の状況に応じて具体的で効果の高い防災対策を立てることができます。主に次のようなことが確認、検討できます。
ハザードマップ活用方法
- 住んでいる地域の危険な場所の確認
- 避難場所と避難経路の確認
- 危険区域の確認
- 地域の地形が分かる
- 地形と災害の関係性を知る
- 住宅浸水対策を検討
- 地震対策を検討
上記のことがハザードマップで確認、検討できます。ご活用なさってくださいね。
ハザードマップにはどんな種類があるの?

ハザードマップの種類は、お住まいになっている地域によって異なっています。
発生しうるであろう災害の種類に対してさまざまなパターンが各区市町村で作られています。主な種類を下記にご紹介します。
洪水ハザードマップ
洪水ハザードマップには、大雨などによって河川が氾濫して洪水が発生した場合、被害を受ける可能性のある区域、被害予測の程度が表示されています。
災害が予想される浸水域、浸水深、避難場所、避難経路など、住民が迅速、適切に避難できるように作成されています。
また、河川の氾濫の他に都市型水害といわれる内水氾濫があり、同様に避難時の注意点や避難ルートなど確認できます。
土砂災害ハザードマップ
土砂災害ハザードマップは、土砂災害の被害を想定して土砂災害区域や避難情報が表示されています。
予測情報として土砂災害の種類や被害予測地点、被害拡大範囲と程度、避難経路と避難場所などが表示されています。
平成17年に土砂災害防止法の改正後に土砂災害警戒区域内では土砂災害ハザードマップを地域住民に配布することが義務付けられています。
また、平成29年の改正では、洪水浸水想定区域および土砂災害警戒区域内の要配慮者利用施設(高齢者、障害者、乳幼児など特に配慮を必要とする人が利用する施設)は避難確保計画の作成・避難訓練の実施が義務つけられました。
津波ハザードマップ
津波ハザードマップは、津波が陸に押し寄せる場合の高さ、第1波到達までの時間、浸水域、避難場所と避難経路などを表示しています。
海を震源地とする大きな地震が起これば、大規模な津波発生が予測されます。
現在では、都道府県によって津波被害が想定される地域を「津波災害警戒区域」に指定し、地震発生時の取るべき行動や避難場所など記載された津波ハザードマップの作成と公表が義務付られています。
以上、主な種類のハザードマップをご紹介しました。
その他には、火山防災ハザードマップ、高潮ハザードマップがあります。
火山防災ハザードマップは、
隕石、火砕流、融雪型火山、泥流などの影響がおよぶ地域範囲を表示しています。
高潮ハザードマップは、
海水が堤防を越えて浸水する地域と浸水深などを想定して表示されています。
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ハザードマップポータルサイト[国土交通省]の使い方

それでは、最後に日本全国の自治体のハザードマップを閲覧し利用できる、国土交通省のハザードマップポータルサイトのご紹介です。上の画像はハザードマップポータルサイトのホーム画面です。
スマホ、タブレット、パソコンなどで閲覧することができます。ハザードマップポータルサイトの機能では、「重ねるハザードマップ」と「わがまちハザードマップ」の2つがあります。それぞれ見てみましょう。
重ねるハザードマップを使ってみよう
「重ねるハザードマップ」では、複数の防災情報を1つの地図に重ねて表示できます。
例えば、大雨が降ったとき河川の洪水による浸水のある場所や土砂災害の危険がある場所、通行止めとなるおそれのある道路はどこか、などの情報が1つの地図の上で重ねて確認できるのでとっても便利です。
使い方をご説明いたします。上のホーム画面の左側の「重ねるハザードマップ」の場所入力に住所を入力します。
例えば、今回、大雨特別警報が出された熊本県の人吉市を見てみましょう。下の画面地図が出てきました。通常の何もない人吉市の地図です。

左にある洪水のアイコンをクリックします。(アイコンに水色の影がでます)➡アイコン下にある「すべての情報から選択」で必要情報をクリックします。避難場所や洪水浸水想定などを選択してください。
すると画面に浸水想定被害が赤や黄色塗りで避難場所は緑色の人マークで表されます。

土砂災害のおそれのある場合は土砂災害のアイコンをクリックします。茶色に塗られ所が土砂災害想定場所です。

つづいて、通行止めになるおそれがある道路を知るには、道路防災情報のアイコンをクリックします。赤色の線が加わりました。

地形をより詳しく知りたい場合は一番下の全国最新写真をクリックすると下記の写真画面になります。

この「重ねるハザードマップ」を使えば、複数のハザードマップを見比べる必要がないので避難計画や防災計画を立てるのに非常に有効的ですね。
わがまちハザードマップを使ってみよう
「わがまちハザードマップ」は、各区市町村が作成した地域ごとに発生するさまざまな種類のハザードマップを閲覧することができます。
使い方はホーム画面の右の「わがまちハザードマップ」の「地図を選ぶ」または「まちを選ぶ」のどちらかで、住んでいる地域を検索します。すると、その地域の災害の種類のメニューが出てきます。知りたいメニューをクリック→自治体が作成しているハザードマップの一覧とリンクが出てきます。必要なハザードマップをご選択してください。

「わがまちハザードマップ」を利用することで、わざわざ役場に出かけてハザードマップを入手することもなく便利ですね。
ただ、自治体で発行している紙媒体のハザードマップはキレイに印刷され見やすかったり、いざという時にすぐに確認できるので防災リュックに入れておくことをオススメします。
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まとめ

7月の上旬から九州地方を中心に梅雨前線の停滞による甚大な被害が日本列島に続いています。
災害に備えるには、まず、住んでいる地域の地形を知りどのような災害が起こりやすいのか、どんな被害を受ける可能性があるのかを前もって把握することが大切です。
その手助けとなってくれるのがハザードマップでした。住んでいる地域の危険度を前もって知ることで、いざというときに心の余裕ができます。
また、ハザードマップで確認を前もってした人たちは、しない人たちより早く避難をされていた(1時間程前)という結果報告もあります。
最後にご提案として、ご家族でハザードマップを基にオリジナルの防災マップを作成することをオススメします。
家族でマップを見て確認、話し合い、実際に避難所まで歩いてみます。
危険な場所を確認をしたら、ハザードマップに記入をしておきます。実際にご自分の足で、避難所まで歩き危険な場所を避けると、避難所まで結構時間が必要となる場合もあります。
ご家族にお子様やお孫様がおられる場合には、子供も自らの命は自分で守るという意識にもつながります。家族団らんを兼ねて、是非お作りになってみてくださいね。
それでは、今回も最後までお読みいただき誠にありがとうございました。感謝いたします。どうもお疲れ様でした。
長かった梅雨ももう間もなくで明けますね。
本当に今年はコロナ禍や大雨災害が続き気持ちが下向きになりますが、あの真夏の太陽と真っ青な空からパワーをもらって、新しい生活様式ではありますが明るく楽しい夏をお過ごしになってくださいませ。
では次回お会いするまで、お元気でいてくださいね。
ごきげんよう♪ ひかるん るん♪るん♪⤴