【与那国島 route2】東崎、立神岩、与那国馬とともに

沖縄県

こんにちは。お元気ですか?

2020年、令和2年、旅行記事の最初は昨年末の「与那国島route1」に引き続き、route2をご紹介いたします。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

真冬でも春のよう 与那国島 「東崎(あがりざき)」

「東崎(あがりざき)」は海面から約100mの高さがある、断崖絶壁の岬です。
前回ご紹介した、西崎(いりざき)は与那国島の西の端でしたが、今回は反対の東の端、東崎(あがりざき)です。
沖縄地方では、東を日があがるので「あがり」と読みます。ちなみに 西は日が入るので「イリ」といいます。
前回もご紹介しましたね。^^


「東崎」は与那国空港から車で約25分で到着します。
駐車場も広々としていて(30台)無料で停めることができます。


この日は朝の9時頃だったためか、車も数台だけでした。
お天気は快晴で、風もほとんど無く絶好の散策日和。
関東だと春先の陽気です。


本来、与那国島は八重山諸島の中でも年間通して風が特に強い島なんです。
特に東崎の岬の辺りは厳しい海風が吹き、波も荒く、
そのため断崖絶壁や浸食による独特な地形となって美しさを造り出しています。
その美しさを保つために、沖縄県の自然環境保全地域に指定されています。



駐車場からすでに与那国馬が数頭見えました。
灯台も岬の端の方に見え、その周りには多くの与那国馬が草を食んでいます。
灯台へは駐車場からゆっくり歩いて7分くらいです。



灯台までなだらかな丘を歩き、近くまで行くと、たくさんの馬が人には見向きもせずにひたすら草を食べ続けています。
二頭の親子馬が、 その場所で食べ終わったのか、どこかへ移動していきます。
親馬の後にちょこちょことついていく仔馬。その後ろ姿がなんとも可愛らしく、
周りの人たちも目を追って微笑んでいました。二頭はそのままなだらかな丘の上へと上がっていき、
そして、ふたたび寄り添って草を食みだしました。



この日は強い風もなく、朝の澄んだ空気を胸いっぱいに吸いながら、
与那国馬が草を食む姿をただ見ているだけで、とても心穏やかになれました。


その後は断崖の上から、果てしなく広がる海原に向かって両手を広げ空気いっぱいに吸って自然を満喫。
透き通った紺碧の海と緑の草原の放牧地で与那国馬と過ごせたる、
大自然が与えてくれた、この上ない豊さに感謝でした。

与那国島 東崎

与那国馬(ヨナグニウマ)は日本の在来種

ここの東崎の一帯は与那国馬の放牧地となっているんですね。
灯台の所だけではなく、車を走らせるとあちらこちらに与那国馬がいます。
断崖絶壁のすぐ側にいたり、見ると落ちるんじゃないかしらとドキドキ。

与那国島 東崎


与那国馬とは、与那国島で飼育されてきた日本在来馬 8馬種のひとつです。
1969年3月に与那国町の天然記念物に指定されています。
小型でポニーに分類されるそうです。(普通に大きいのもいましたが…)
やわらかい茶色の毛色です。


昔から農耕や農産物や薪の運搬に利用されたり、人も乗用してました。
琉球王朝の時代から第二次世界大戦中まで琉球競馬に用いられていたそうです。
沖縄の伝統の馬乗りの競技になっています。


与那国馬は離島の与那国島で生息しているため、他品種との交配や品種改良もされることなく
系統がよく保たれてきたんですね。
でも、自動車が普及すると、その必要性がなくなり急速に減少したそうです。


そこで、1975年に与那国馬保存会が発足して、保存と増殖が行われるようになり、
徐々に増えていき、2018年には約130頭まで回復したようです。


この与那国馬に触ったり、乗ったりといろいろな体験ができる、
ヨナグニウマふれあい広場があるのですが、残念ながら2019年6月より、
養老馬の飼育が主となり、乗馬やふれあいは休止しています。→ヨナグニウマふれあい広
また、馬との体験ができるようになるといいですね。

  • 東崎  交通アクセス  与那国空港より車で約20分
                駐車場有り

立神岩(たちがみいわ) 海からそそり立つ岩 与那国島のシンボル

穏やかな与那国馬と一緒に散策を終えて、東崎から車で5分程で
立神岩(たちがみいわ)の展望台に到着です。(与那国島空港からだと約30分)

与那国島のシンボル、立神岩を見るには、ここの展望台に上がります。
上がらないと見ることはできません。階段を20段くらいあがります。

展望台にあがると、いっきに海原の景色が広がりますよ。(階段下からは何も見えないので…) 
絶景のポイント、その景色がこちらです。👇

与那国島 立神岩


昔、この岩の上にあった海鳥の卵を取ろうと、岩に登った若者が下に降りられなくなったそうです。
そこで、若者は一心に神に祈りを捧げたところ眠ってしまい、その後目が覚めたときには、岩の下に無事に戻っていたそうです。
そんな伝説があり、村人たちは古来から「神の岩」と信仰の対象としてきました。


とてもいいお天気に恵まれたので、そのまま展望台からすこし走って(500mくらい)、立神岩近くの展望台にも立ち寄りました。
こちらの展望台は立神岩の真上の場所で、すぐ間近に見下ろすことができます。
展望する時は、絶壁の上の壁が少し高くなっているので、踏み台が置いてあります。
その踏み台の上にあがって、覗き込むと立神岩を間近に見ることができて、とても迫力があります。


高さ約30mの立神岩。透き通った海の中から堂々と立ち尽くしている感じです。
まさに、その名の通り神が立つ岩、神々しさを感じることができます。
下の写真がその時の立神岩ですが👇、ごめんなさい、午前中だったので光が反射して逆光でわかりずらいですね。

与那国島 立神岩

ここの立神岩から南西、新川鼻から約50mの沖合の海底では人が造ったとみられる構造物が発見されています。(1986年)
階段状のテラスや直線に伸びる水路など、古代宮殿を思わせることから「海底遺跡」と呼ばれています。
そして、この立神岩付近にも大きな構造物のような一群の岩があるそうです。


謎の「海底遺跡」とか、与那国島、なんかとても神秘的ですね。
次回は、この「海底遺跡」をウォッチングしてきましたのでご紹介したいと思います。

  • 立神岩   交通アクセス  与那国空港より車で約30分
          展望台に駐車場有り、
          トイレ有り(古い展望台のみ)

終わりに

今回は、与那国島の東崎と立神岩をご紹介しましたが、いかがでしたか?
東崎から晴れた視界のよい日には西表島をかすかに望むことができます。
訪れた日はありがたいことに、風もほとんどなく晴れわたった素晴らしいお天気でした。

また、東崎から立神岩へと続く断崖絶壁の高台は海面からおよそ100mの高さです。
強風と荒々しい波に打ち砕かれてできた、ダイナミックな自然の造形美を目の当たりにご覧いただけます。


寒い冬から春先にかけて、南国、与那国島は人気があり、たくさんの観光客の方が訪れています。
与那国島は小さな島で、次の観光スポットまで車で10分、15分で着きますので、
高齢者の方にも とても周りやすい島だと思います。


この与那国島シリーズの最後【与那国島 route4】に、旅のコースプランやおよその予算などを記事にしますので、
良かったらご参考にしてみてくださいませ。


それでは、次回の【与那国島 route3】は海底遺跡ウォッチング、Dr.コトー診療所ロケ地をご紹介したいと思います。
どうぞ、お楽しみ~♪


これから、一年で一番寒い季節ですね、どうぞ風邪などひかれないようにご自愛くださいませ。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。

では、次回まで、お元気でいてくださいね!!

ごきげんよう~、ひかるん、るん♪ るん♪↗






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